基幹システム導入支援






プロジェクトマネジメント

ERPシステムの導入にはプロジェクトマネジメントスキルが必要です。プロジェクトマネージャー(PM)は、プロジェクトの計画、実行、監視、制御、完了に関する全般知識・スキルを持っている必要があり、特に以下の知識・スキルが要求されます。


コミュニケーション

殊に、業務改革を伴うDXの一環として位置づけられるシステム導入では多くのステークホルダーが関与するため、PMはステークホルダーとのコミュニケーションを円滑に行い、プロジェクトの状況を正しく報告する必要があります。


リスクマネジメント

ERPシステムの導入には、多くのリスクが伴います。PMはリスクを特定、評価し、対処策を策定する必要があります。


ビジネスプロセスの理解

ERPシステムの導入には、ビジネスプロセスの知識が欠かせません。PMはビジネスプロセスを理解し、ERPシステムがビジネスプロセスをどのように改善するかを理解する必要があります。


チームビルディング

ERPシステム導入には、多くのチームが関与します。PMはチームビルディングスキルを持ち、チームメンバーのモチベーションを高める必要があります。


テクノロのPMはこれまで多くのERP導入プロジェクトのマネジメントに携わり、プロジェクトの目標達成に向けクライアントと共に課題解決を牽引してきました。
ERP導入に必要な情報を提供し、ERP導入に関する問題を解決するためのサポートを提供します。
クライアント(プロジェクト・オーナー)側の立場、あるいはシステム・ベンダーの立場、ご依頼に応じ、どちらの立場のPMも担えます。




ERP導入計画策定

ERPの導入計画を策定するにあたっては、以下のポイントが重要です。


ERP導入目的の明確化

目的を明確にし、自社のシステムの現状を分析して課題を抽出することが最初のステップとなります。プロジェクトの原点を確認する上で明文化された導入目的は最重要となります。


適切なパッケージの選定

導入目的、システムに期待する要求、制約条件に沿ったERPパッケージ、導入形態(オンプレミス/クラウド)を選定します。
パッケージベンダーのサポート体制や製品ロードマップ(将来にわたる製品ビジョン)を確認しておくことも重要です。


プロジェクト体制の確立

ERP導入にあたっては、組織内の体制を整えることが必要です。プロジェクトチームを編成し、情報を共有してメンバーの理解を深めることが重要です。
また、ERPの機能を理解するためにトレーニングを行うことも必要です。


ベンダー選定

ERP導入の委託先を決めるにあたっては、過去の導入実績があるか、ERP導入に必要な専門的な知識や技術を持っているか、コストが適正であるか、サポート体制が整っているかなどを確認することが重要です。


テクノロはERP導入サービスベンダーとしての実績、経験も豊富ですが、お客様がERP導入計画を策定するプロセスもご支援できます。
パッケージ選定、ベンダー選定のためのRFP(Request for Proposal:提案依頼書)作成もお手伝いできます。




システムアーキテクチャ設計
システム基盤構築

今では“クラウド・ファースト”が当然となっていますが、多種多様なクラウド基盤の中から最適なサービスを選択し、それを組み合わせて活用することはますます難しくなってきています。


新しい技術と実績のある技術のバランス

クラウド活用(レガシー・システムのIaaS移行、PaaS上でのシステム再構築、SaaSアプリケーションの導入など)にあたっても新しい技術動向への目配りと共に、確実な導入・運用実績のある技術の選択が必須です。


テクノロのシステム・アーキテクト、SEはクラウドサービスの限界やデメリットも踏まえたうえでプラットフォーム・製品を選定し、選定したコンポーネント(部品)の組み合わせ稼働検証、互換性検証を行います。
システム導入後のランニングコスト、運用・保守性、可用性を考慮した提案もさせていただきます。

クラウドサービス上の基盤構築、データセンターを利用した基盤構築、オンプレミス基盤の構築など幅広く豊富な経験でセキュリティや可用性の高いシステム導入、保守運用を支えます。




業務要件定義・システム要件定義

テクノロでは業務要求定義・システム要件定義での押さえるべきポイントを以下と捉えています。


AsIs把握

現行業務プロセスの明確化
現行システム機能の把握


課題掘り下げ

課題の把握と真の解決策の深堀り検討


ToBe構想

課題解決のためにシステムに求められる要件の明確化


しかしながら、昨今のSaaSパッケージ導入プロジェクトではFit To Standardに基づき、システムフローをベースにFit&Gapの判定を行うため、企業固有の強みとなっているような重要な業務の要件(AsIs)が検討の土台から漏れてしまい、UAT等の後フェーズで初めて顕在化するといったリスクも抱えています。
テクノロでは、これまで培ってきたプロジェクト経験を踏まえ、Fit To Standardのコンセプトをベースに据えつつ、要件定義フェーズにおいてお客様の現行業務をしっかりと理解し、要件を取りこぼすことなく進めます。




ERP標準機能の設定

ERPに限らずパッケージシステムの導入にあたっては、製品として実装された標準機能を正確に理解し、業務に合わせて機能を選択すること、その機能を想定通りに動作させるために多くのパラメータを設定することが必要となります。


製品知識とクライアント業務プロセスの理解

システムの適用範囲が企業活動全般に及ぶERPでは設定項目が非常に多く、一つの設定項目が他の設定項目に影響する相互関連も複雑なため、設定内容の検討は特に高い専門性が要求されるタスクです。そしてこのタスクはシステムやパッケージ製品に関する知識や経験だけでなく、業界・クライアント固有の業務プロセスに関する幅広い知識・理解が求められます。


テクノロのコンサルタント・SEはERP導入の経験が豊富で、クライアントに寄り添った業務プロセスの調査・分析に基づく業務プロセス改善提案、ERP標準機能の深い理解に基づく活用提案でERP導入をサポートします。




拡張機能の設計・開発

ERP導入にあたっては標準機能を最大限活用する“Fit To Standard”を基本方針として進めることが推奨されますが、ERPと外部システムとのデータ連携には追加開発が必要となります。また、企業競争力の源泉となるお客様固有業務も標準機能ではカバーしきれないことがあるため機能拡張や追加開発が必要となるシーンも出てきます。


求められるOICの知識・スキル

Oracle ERPの拡張機能、追加開発ではOracle ERPと親和性の高いPaaS/IaaS環境であるOracle Cloud Infrastructure(OCI)の活用が定石となっています。
また、OCIが提供する数多くの機能・サービスを活用し、オンプレミスのシステムや他のクラウドサービスとの連携機能を素早く構築するためには、Oracle ERPのデータにアクセスする事前定義のアダプタやジョブスケジューリング機能を提供するOracle Integration Cloud(OIC)についての知識・スキルが欠かせません。


テクノロのエキスパートは機能拡張、追加開発に豊富な経験でお客様のERP導入を強力に推進します。
確かな技術を持つテクノロのエキスパートがミッション・クリティカルな企業基幹システムの構築を支えます。